第1回

 オスプレイが横田基地にやってきます。
 昨年5月の日米両政府の発表によると、来年の2017年後半に3機、その後数年以内に7機の計10機が横田基地に配備、運用されることになりました。
 私たちの上空を日常的に飛び交うことになったオスプレイですが、すでに沖縄の嘉手納基地に配備され、24機が実際に運用されています。
 その配備について、地元沖縄では大きな反対運動が起きました。しかし日本政府は、防衛省、外務省を中心にあくまでも導入を前提にした対応に終始しました。
 今回の横田基地への配備についても、岸田外務大臣や中谷防衛大臣は「日米同盟による抑止力や対処力の向上」「大規模災害時における災害救助活動の強化」につながるものとしています。東京都の舛添知事は「国の専決事項」とのコメントにとどまり、一方で福生市を中心に横田基地を地元とする西多摩の各市町のトップは、テレビや紙面に登場し、当然のように反対の意思表示を行いました。
 総論賛成、各論反対の様子はいつものことのように思えますが、具体的な反対運動の気配は見えていません。
 オスプレイはヘリコプターと飛行機の合いの子です。画期的ともいえる転換型の最新鋭航空機の登場そのものについては、一種の歓迎ムードも漂っています。それはきっと、私たちが日常的に利用するようになった航空機そのものの在り方を変える、一種の文明の発達、進化に対するものに思えます。それでもその歓迎ムードは、心密かなものになっています。オスプレイは軍用機なのです。
 オスプレイは果たして大丈夫なのでしょうか。マスコミは一時期、この最新鋭の軍用機の危険性をセンセーショナルに指摘し、報道を繰り返していました。それが事実なら地元に住む私たちは危険にさらされながら日常生活を送らなければならないということになります。