第7回

オスプレイという呼称は、日本語では〝ミサゴ〟を意味します。胸から顔は白く、茶褐色の羽は広げると1㍍80㌢にも達します。鋭い爪と鉤型に曲がったくちばしをもつ猛禽類ですが、専門的には「タカ科」には属していなく、鳥類ミサゴ科で、魚を主食にすることから「魚鷹(うおたか)」とも呼ばれます。

 あまり見かけない鳥ですが、日本にも広く生育しています。魚を狙い、空中でホバリング(静止飛行)し、時速150㌔といわれる急降下から大型の魚を鷲づかみする姿は力強く、美しくもあり、とても印象的な鳥です。

 オスプレイは、輸送機としてヘリコプターを受け継ぎながら、航空機としての機能を合体させたものです。

 代替えとなるヘリコプターのCH―46Eと比べれば、その飛行速度は約倍、航続距離についていえば、翼の部分に大量の燃料を搭載でき、受給油機能を持つことから永遠に飛び続けることも可能で、逆に他機への給油も可能です。容量的には25席の跳ね上げ式座席があり、キャビンには最大で12床の担架を収納することができて、9床にすれば医療看護士など5名が乗ることができ、約3倍の積載量を持ちます。

 飛行機と比べれば、飛行速度は劣りますが、垂直離着陸、超低空飛行、ホバリングなどのヘリコプター機能を持っています。さらにローター(回転翼、翼)は、胴体と一直線に畳むことができて、コンパクトな格納状態にすることができます。 

 ヘリコプターモードでの垂直離陸には、大きなエネルギーを使用せざるを得ず、最大重量を搭載した時は、60度の角度で離陸しています。その時必要とする滑走距離は190㍍です。

 垂直離着陸、超低空飛行とホバリングは、災害や緊急時に使用することが可能で、救助活動の強化が期待されています。