第8回

 オスプレイの正式名称はV―22です。ですから「V―22オスプレイ」といえば少し専門的な言い方になります。

 オスプレイは、MV―22として開発が進められてきました。ですからオスプレイの基本型はMV―22です。すでに沖縄の普天間基地に配備され活動をしていて、現在時々横田基地に飛来しているのは、海兵隊によって実戦配備されたMV―22Bです。

 このMV―22には標準装備としての武装装備はありません。機関銃を必要とする場合は、後部キャビンに取り付けるものとなっています。

 横田基地に配備されるのは、海兵隊ではなく、空軍が実戦に使用するCV―22Bという機種です。

 CV―22Bには、基本型であるMV―22Bに加えて、空軍特殊作戦用に、より充実した電子機器類を追加装備して、機首左舷側にレーダーのための小さな張り出しがあります。そして胴体下部には攻撃兵装として、ミニガンをベースにした機関銃と照準用のシステムが装備されています。

 注目の事故率は、沖縄配備で話題となった2012年当時、MV―22が1・93に対し、CV―22は13・47と格段と高くなっています。

 間もなく私たちの上空を飛び交うことになるCV―22Bのデータが示すこの高い数字を私たちはどう判断すべきなのでしょうか。

 当時、新しく空軍用に実戦配備されたCV―22の合計飛行時間は2万2千時間で、標準的な算定基準となる10万時間を大きく下回っていました。追加された装備は小規模なもので、基本型の機体やその維持管理に影響を与えるものではありません。

 この2年後の2014年9月末の時点で、その事故率は7・21(4・2万飛行時間)と急激に下がっています。

 ちなみに、MV―22の事故率は、2・12(18・9万飛行時間)と少し上がっています。昨年の5月には、ハワイ州オアフ島の米軍基地で着陸に失敗、爆発、炎上し乗員21名のうち重体を含む12名が負傷した事故を起こしています。

 オスプレイの種類には、その他に海軍仕様のHV―22があります。